【プロが教える】1歳〜2歳子ども写真をもっとかわいく撮れるカメラ設定とコツ
こんにちは、プロカメラマンのHanaHanaです。
普段から、ベビーキッズの出張撮影をメインに、ポートレートや企業広告などの撮影をしています。
子どもの成長って本当にあっという間。
1歳を過ぎたら、歩きまわるキッズの安全対策や、保育園に入る準備に、お仕事と子育てで、さらに忙しい毎日ですよね。
自分も子どもが1歳~2歳の時は、めちゃくちゃ大変で、毎日をこなすのに必死だった記憶があります。笑
1歳さん、2歳さんは、とにかく動き回って、興味のあるほうへどんどん行ってしまう!
0歳ベビーの時とはちがう難しさがあって、なかなか思い通りに写真が撮れないことも多いですよね。
そんなお悩みを持つパパやママ、そしてお孫さんの写真をもっと可愛く撮りたい、おじいちゃま、おばあちゃまのために、カメラでの撮り方のポイントをお伝えします。
この記事を読むと、1歳、2歳キッズの自由気ままに動きまわるかわいい姿、今だけの表情をすてきに撮ることが出来るようになりますよ。
ちょっとした設定のコツで、プロ並みの写真が撮れるようになります。
お子さんとの幸せな瞬間をたくさん残してくださいね。
1歳~2歳キッズ写真を撮るための【カメラ設定】基本ガイド
1歳〜2歳キッズを撮影する際、カメラ設定は写真のクオリティを大きく左右します。
赤ちゃんの撮影と同じく、ISO感度をオート(自動)に設定することで、初心者でもマニュアル(M)モードでイメージ通りの写真を撮ることができます。
1歳さん、2歳さんは、動きが速くて活動的なので、基本はシャッタースピードを速く設定するのもポイントです。
設定を詳しく見ていきましょう。
①ホワイトバランス
自動(オートホワイトバランス:AWB)にします。
理由は、かんたんに自然な色合いを保つため、また、シャッターチャンスやほかの設定に集中するためです。
ホワイトバランスの自動の性能も上がっていますので、最近のカメラなら、自動(オート)でカメラにお任せでOKです!
②シャッタースピード(SS)
子どもが動いているときは、ブレを防ぐためにシャッタースピードを速く設定します。
目安としては
「動いている=1/250秒以上」
「走っている=1/500秒以上」
のシャッタースピードを推奨しています。
これにより、動きが多いシーンでも被写体ブレのない、きれいな写真を撮ることができます。
③絞り(F値)
子ども1人が主役なら、F2.8からF4くらいの低い数字で設定します。( 絞りを開放気味にする)
背景が美しくぼける、被写体が引き立つ効果があるのと、1/250~1/500以上の速いシャッタースピードで、室内や暗い場所で撮影しても、明るい写真を撮ることができます。
④ISO感度
ISO感度はオート(自動)に設定します。
プライベートで写真を楽しむ目的であれば、最近の一眼レフ、ミラーレスカメラならISO感度はある程度、高めに設定しても大丈夫ですが、基本はなるべく低いほうが◎。
ISO感度は低い数字のほうが、ノイズが少なく、解像感の高いきれいな写真が撮れます。
シャッタースピードは速く設定するほど、写真が暗くなるので、ISO感度オート(自動)の上限は高めに設定しましょう。
使っているカメラの機種や設定によって、ISO感度を上げた時のノイズの量はちがってきます。
ISO感度をオート(自動)に設定して、上限をISO3200~ISO6400くらいにしてみて、自分のカメラでは、ISO感度がいくつまでならきれいに見えるか、撮り比べることをおすすめします。
風景や夜景とちがって、人物写真では、ノイズが多いと肌がきれいに見えない&解像感も下がります。
ですので、動く子どもが被写体ブレをしないよう、シャッタースピードを保ちつつ、かつ、適度な明るさの写真になるようにISO感度で調整する、というカメラ設定で、撮影場面ごとにバランスの良いところを探っていくのがポイントになります。
プロカメラマンが教える!1歳~2歳キッズを可愛く撮るための撮影のコツ
自然な光を活用する
自然光は子どもの肌を美しく見せてくれます。
窓の近くや屋外での撮影が理想的ですが、影が強すぎる直射日光を避け、柔らかい光の中で撮影することを意識できるといいですね。
快晴の屋外であれば、木陰はきれいな写真になりやすいので、おすすめです。
窓から差し込む柔らかい自然光は、肌をきれいに、また優しい雰囲気の写真を撮ることができるので、日中の室内であれば、自然光をうまく活用するのがおすすめです。
午前中や夕方の柔らかい光や、白いレースカーテン越しの光を利用すると、さらに効果的です。
室内でも直射日光があたる場合は、影が強くなってしまうので、お顔に直接光があたらないように、窓から少し離れた場所で、明るさが確保できる位置がベストです。
連写モードを活用する
動きのあるシーンでは、連写モードを使うことで、瞬間的な動きや表情を捉えやすくなります。目つぶり写真も防げて、アクティブに動く子どもたちの写真には効果的です。
おもちゃやおやつを使う
子どもが興味を持つおもちゃやおやつを使うことで、笑顔や自然な表情を引き出すことができます。完全に食べてる感がわかってしまわないように、パクっとお口に隠せるような小さなサイズのおやつ(ボーロなど)をおすすめしています。
おもちゃは、小物としても引き立つ、おしゃれに見えるデザインの物がいいですね。
子どもの目線に合わせる
子どもの目線で撮影することで、より親しみやすく、感情豊かな写真が得られます。
しゃがんで目線を合わせることで、子どもの表情や動きがより自然に映ります。
1歳~2歳の子どもを撮る際の【よくある失敗】とその改善方法
動きがブレる(被写体ブレをしてしまう)
シャッタースピードが遅いと、動きがブレてしまいます。
F値を決めて、あとはオートで撮れる【絞り優先モード(Aモード、Avモード)】や【Pモード(プログラムオート)】にしている場合、室内では被写体ブレになりがちで、思い通りの写真が撮れないということが起こります。
上記で述べたように、シャッタースピードを速めに設定し、連写モードも併用するのが良いですね。
暗い写真
室内での撮影では光が不足しがちです。
ISO感度を上げることで対応できますが、ノイズが気になる場合は、追加の照明を使用するのも一つの手です。
背景が散らかっている
撮影する背景が散らかっていると、写真全体が乱雑に見えてしまいます。
シンプルな背景になるように、撮る方向を選ぶことで、被写体が引き立ちます。
まとめ
1歳〜2歳キッズをの写真をかわいく撮るためには、カメラの設定や撮影環境、そして自然な魅力を引き出す工夫が欠かせません。
撮影モード、ISO感度、シャッタースピードを調整することで、クオリティの高い写真になります。
これまで解説してきた【カメラ設定のポイント】を実践すれば、日常のワンシーンを素敵な写真にすることができますね。
<0歳赤ちゃん写真をかわいく撮るカメラ設定とコツ>の記事もアップしていますので、ぜひご覧ください。
とびきりかわいい時期をカメラと写真で、もっともっと楽しんでいただけたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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