プロカメラマンが教える!0歳赤ちゃん写真をかわいく撮るカメラ設定とコツ

こんにちは。カメラマンのHanaHanaです。
普段からベビーフォト・キッズ家族写真の出張撮影をメインに、ポートレートや企業広告などの撮影をしています。
赤ちゃんの写真は一生の宝物になりますよね。
生まれた瞬間から、毎日お顔も仕草もどんどん変わっていって、1歳まで成長イベントが盛りだくさんの貴重な1年間です。
でも、お家の中でミラーレス・一眼レフカメラを使って、かわいく撮るのってちょっと難しいですよね。
この記事では、わたしがいつも撮影しているカメラの設定や撮影のコツをむずかしい技術や覚える理論などはナシ!にして、わかりやすく紹介していきます。
この記事を読めば、だれでも赤ちゃんのかわいさを最大限に引き出した写真を撮ることができるようになりますよ。
楽しみながら、素敵な写真をたくさん撮っていただけたら嬉しいです。

この記事を書いた人:HanaHana
- 現役フォトグラファー。
- プロカメラマン歴8年。
ニューボーンフォト、ベビーキッズ、ポートレート、企業の広告写真、プロフィール写真、ビジネスのPR写真などを撮影しています。 - 写真・デザイン・コンテンツ作りなどで、みなさんにおすすめできる役立つ情報をシェアしています♪
赤ちゃん撮影の
<カメラの基本ポイント>
カメラとレンズの選び方
0歳の赤ちゃんをお家の室内で撮影する際には、カメラの設定がポイントです。
スマホでもきれいな写真は撮れますが、赤ちゃんの成長とともに、この先も長く使えて、撮ること自体が楽しみになるカメラ機材について考えてみましょう♪

初心者の方でも使いやすくて、なおかつカメラの性能を実感できるのは、カメラメーカーが広告などで、子ども撮影におすすめしている、ママ向けの一眼レフカメラ、ミラーレスカメラです。
子ども撮影におすすめされている機種は、軽くてコンパクト+必要なスペックがバランス良くそろっているので、おすすめです。
メーカーごとに特設サイトがあったりしますので、そこで掲載されているカメラが初めての方にも、これから買う方にも分かりやすくて良いですね。
参考 ソニーαシリーズ
https://www.sony.jp/ichigan/feel-focus/easy/
参考 キャノン
https://personal.canon.jp/articles/tips/kidsphoto-tips
レンズはF値が2.8くらいの明るいレンズ(※ズームレンズならF2.8~F4程度に設定できればOK)と呼ばれる交換レンズを使用することで、柔らかい背景のボケ味を出した写真を撮ることができます。
赤ちゃん撮影に最適なカメラ設定
ISO, 絞り(F値), シャッタースピード

次は具体的なカメラ設定を見ていきましょう。
赤ちゃんの撮影には、ISO感度をオート(自動)に設定することで、初心者でもマニュアルMモードでイメージ通りの写真を撮ることができます。
プライベートで写真を楽しむ目的であれば、最近の一眼レフ、ミラーレスカメラならISO感度はある程度、高めに設定しても大丈夫です。
また、絞り(F値)はF1.8、F2.8、F4などの小さい数字で開放気味に設定し、背景をぼかして赤ちゃんの目に焦点を当てた写真を撮るようにします。
シャッタースピードは、赤ちゃんの動きをブレずに捉えるために、起きている時は1/160前後に設定します。
これは、ねんねのポーズで起きている場合ですが、高速ハイハイなどの月齢で、被写体ブレしてしまうのであれば、1/250秒くらいに上げると良いです!
そして、寝ている時の赤ちゃんなら1/40くらいの設定で大丈夫です。
この方向性だけ分かってしまえば、カメラの設定をささっと調整して、赤ちゃんのかわいらしさを引き立てた写真が撮れます。
ここで紹介しているカメラ設定については、下の記事でもくわしく解説しています。



ぜひ読んでみてくださいね。
赤ちゃんの写真撮影にベストな環境
自然光を上手に利用するアイデア
赤ちゃんの写真をかわいく撮るためには、撮影環境も重要なポイントです。
窓から差し込む柔らかい自然光は、赤ちゃんの肌をきれいに見せ、優しい雰囲気の写真を撮ることができるので、日中であれば、自然光をうまく活用するのがおすすめです。
午前中や夕方の柔らかい光や、白いレースカーテン越しの光を利用すると、さらに効果的です。
直射日光の場合は、影が強くなってしまうので、お顔に直接光があたらないように、窓から少し離れた場所で、明るさが確保できる位置がベストです。

室内での撮影に適した背景と照明
室内での撮影では、すっきりした背景の場所を選ぶのもポイントです。
シンプルで明るい色の背景を選ぶことで、赤ちゃんが際立ちます。
また、照明にも気を配りましょう。
直接的なフラッシュは避けて、間接照明やディフューザーを使って柔らかい光を作ると良いですね。
お部屋のシーリングライトは、蛍光灯だと肌色が緑がかってしまうので、白系のLEDできれいな肌色になるようにしていきましょう。

赤ちゃんの魅力を引きだす撮影のコツ
赤ちゃんの自然な笑顔を引き出す方法
ママやパパが優しく声をかけたり、好きなおもちゃで遊びながら撮影することで、自然な表情を引き出せます。
顔を近づけて笑いかけたり、スキンシップをしたり、いつもの雰囲気で楽しくしていると、赤ちゃんも安心して笑顔を見せてくれますね。
出張撮影では、赤ちゃんが好きなおもちゃやスマホで音楽を流したり、ご家族にカメラの隣や後ろに来ていただいて、声かけをしてもらうと効果的です。
みんなで楽しい気分でわいわい撮影していると、赤ちゃんもごきげんになってきて、良い表情が撮影できます。

赤ちゃんのポーズとアングルの工夫
寝ている姿や、遊んでいる姿など、さまざまなシーンを捉えることで、多彩な表情を引き出すことができますが、赤ちゃんをかわいく撮るためには、ポーズとアングルの工夫が大切です。
ここでは、パパママが簡単に実践できる具体的なアイデアをご紹介していきます。

- ねんねのポーズ
赤ちゃんをお布団やラグに寝かせ、手足を伸ばした自然な姿での撮影。
全身とお顔のアップのカットがおすすめです。
成長していくと、「あの時はこんなに小さかったんだ~」と感動しますよね。
フワフワの毛布やタオルを使うと、背景に可愛さが加わりますよ。
- おもちゃと一緒
お気に入りのおもちゃを持って撮影すると、赤ちゃんの興味と楽しそうな表情を引き出せます。
おもちゃを一生懸命に見つめたり、真剣にあそんでいる赤ちゃんの様子もとても可愛らしいですね。

- 家族カット
一緒に遊んでいる家族の姿を撮るのもおすすめです。
みんなで笑い合う瞬間を切り取ると、赤ちゃんの素敵な笑顔が引き立ちます。
- 抱っこのカット
ママやパパなど家族が赤ちゃんを抱っこしているシーンを撮影します。
赤ちゃんのお顔がメインになるように、目線の高さか少し上から撮ると、表情をしっかり捉えられて瞳のかわいさも引き立ちます。
赤ちゃん写真の編集と保存方法
かんたんな編集テクニック
(明るさ、コントラスト調整など)
撮影した写真をさらに素敵にするためには、簡単な編集を行うことが効果的です。
明るさやコントラストを調整するだけで、写真の印象が大きく変わります。
赤ちゃんの写真編集では、シャドウ・ブラックの項目を上げて、写真全体にやわらかさを出します。
特に顔の明るさを足してあげるのが可愛くなっておすすめです。
無料の編集ソフトやアプリでOKですので、手軽に編集を楽しみましょう。
おすすめの写真保存方法とプリント
撮った写真を長く楽しむためには、保存方法も大切です。
クラウドサービスや外付けハードディスクにバックアップを取っておけば、あとからRAWデータの編集をすることもできますし、時間ができたタイミングで、フォトブック作りを楽しむこともできますよ。
赤ちゃんの身長そのままのサイズで作れる等身大フォトは、インパクトがあって、思い出に残るのでいいですね。

わたしがお仕事でも使っているのは、FUJIFILMのフォトブックハードカバー(A4サイズ)です。
ニューボーンフォト、ベビーキッズフォト、家族写真、そしてハウスメーカーさんの完成写真にと、普段からよく制作しています。
ハードカバーのフォトブックは、表紙面だけでなく、中の写真ページも厚みがしっかりあるタイプ。
紙がヘタレたり、お子さんがうっかり破いてしまう心配がなく、長く愛用できるのが、使っているポイントでもあります。
もちろん写真のプリント技術はお墨付きの富士フィルムなので、きれいなフォトブックが出来上がって、満足感もちがいます。
家族写真は、明るく優しい印象の表紙デザインに。
企業向けや大人向けの写真には、表紙をブラックにして、高級感と落ち着きのある仕上がりにと、クライアントさんに合わせた高品質なフォトブックに仕上げてくれています。
FUJIFILMプリント&ギフトのフォトブックは、種類が豊富で、作り方もいろいろ選べるので、ベビーフォトのフォトブックにおすすめです。

0歳ベビーフォトをプリントグッズやフォトブックにすると、たのしい時間がもっともっと増えますので、ぜひ作ってみてくださいね。

<まとめ>0歳赤ちゃんカメラ設定と撮影のコツ
0歳の赤ちゃんの写真をかわいく撮るためには、カメラの設定や撮影環境、そして赤ちゃんの自然な魅力を引きだす工夫も欠かせません。
今回はカメラとレンズの選び方やプロカメラマンが意識しているカメラ設定のポイントと撮影のコツをお伝えしました。
<カメラ設定まとめ>
- ISO感度……オート(自動)に
- 絞り(F値)……
F1.8、F2.8、F4など小さい数字で - シャッタースピード……
寝ている赤ちゃんなら1/40くらい
起きている時は1/160前後に
動きが速ければ1/250に
柔らかい光を活かすことで赤ちゃんの可愛さを最大限に引きだしたり、家族の声かけでとびきりの笑顔になったりと、自然な表情の瞬間を捉えることができます。
撮影後の編集や保存方法もポイントで、明るさやコントラストを調整するだけで、写真の印象が大きく変わります。
無料の編集ソフトやアプリを使えば、かんたんにプロのような仕上がりに。
プリントやフォトブックにすれば、いつでも手に取って見ることができる素敵な宝物になりますね。
ご紹介してきた撮影のポイントをおさえれば、日常のワンシーンも素敵な写真にすることができますので、かわいい赤ちゃんとの時間をもっともっと楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。