【前編】プロカメラマンが教える!0歳赤ちゃん写真をかわいく撮るカメラ設定とコツ<1>
こんにちは、プロカメラマンのHanaHanaです。
普段から、ベビーキッズの出張撮影をメインに、ポートレートや企業広告などの撮影をしています。
0歳赤ちゃんの写真は一生の宝物になりますよね。
生まれた瞬間から、毎日お顔も仕草もどんどん変わっていって、1歳まで成長イベントが盛りだくさんの貴重な1年間です。
でも、お家の中で一眼カメラを使ってかわいく撮るのはちょっと難しいですよね。
そこで今回の記事では、カメラマンの私が普段使っているカメラの設定や撮影のコツをご紹介します。
これを読めば、だれでも赤ちゃんのかわいさを最大限に引き出せる写真を撮ることができるようになりますよ。
難しい技術や覚えることなどはナシ!
ちょっとした工夫で、プロ並みの写真が撮れるようになります。
楽しみながら、素敵な写真をたくさん撮っていただけたら嬉しいです。
カメラの基本設定
カメラとレンズの選び方
0歳の赤ちゃんをお家の室内で撮影する際には、カメラの設定がポイントです。
スマホでもきれいな写真は撮れますが、赤ちゃんの成長とともに、この先も長く使えて、撮ること自体が楽しみになるカメラ機材について考えてみましょう。
初心者の方でも使いやすくて、なおかつカメラの性能を実感できるのは、カメラメーカーが広告などで、子ども撮影におすすめしている、ママ向けの一眼レフカメラ、ミラーレスカメラです。
子ども撮影におすすめされている機種は、軽くてコンパクト+必要なスペックがバランス良くそろっているので、おすすめです。
メーカーごとに特設サイトがあったりしますので、そこで掲載されているカメラが初めての方にも、これから買う方にも分かりやすくて良いですね。
参考 ソニーαシリーズ
https://www.sony.jp/ichigan/feel-focus/easy/
参考 キャノン
https://personal.canon.jp/articles/tips/kidsphoto-tips
レンズはF値が2.8くらいの明るいレンズ(※ズームレンズならF2.8~F4程度に設定できればOK)と呼ばれる交換レンズを使用することで、柔らかい背景のボケ味を出した写真を撮ることができます。
赤ちゃん撮影に最適なカメラ設定
(ISO、絞り、シャッタースピード)
次に、具体的なカメラ設定を見ていきましょう。
赤ちゃんの撮影には、ISO感度をオート(自動)に設定することで、初心者でもマニュアルMモードでイメージ通りの写真を撮ることができます。
プライベートで写真を楽しむ目的であれば、最近の一眼レフ、ミラーレスカメラならISO感度はある程度、高めに設定しても大丈夫です。
むしろ、ハイハイなどで動きの速い赤ちゃんや暗めの室内でもブレずに撮れるので、ここの設定はポイントになります。
また、絞り(F値)はF2.8、F4などの小さい数字で開放気味に設定し、背景をぼかして赤ちゃんの目に焦点を当てた写真を撮るようにします。
シャッタースピードは、赤ちゃんの動きをブレずに捉えるために、起きている時は1/160前後に設定します。
寝ている赤ちゃんなら1/40くらいの設定で大丈夫です。
この方向性だけ分かってしまえば、カメラの設定をささっと調整して、赤ちゃんのかわいらしさを引き立てた写真が撮れます!
<カメラ設定まとめ>
- ISO感度をオート(自動)に
- 絞り(F値)はF2.8、F4などの小さい数字で
- シャッタースピード・・・起きている時は1/160前後に
- シャッタースピード・・・寝ている赤ちゃんなら1/40くらい
赤ちゃんの写真撮影にベストな環境
自然光を上手に利用するアイデア
赤ちゃんの写真をかわいく撮るためには、撮影環境も重要なポイントです。
窓から差し込む柔らかい自然光は、赤ちゃんの肌をきれいに見せ、優しい雰囲気の写真を撮ることができるので、日中であれば、自然光をうまく活用するのがおすすめです。
午前中や夕方の柔らかい光や、白いレースカーテン越しの光を利用すると、さらに効果的です。
直射日光の場合は、影が強くなってしまうので、お顔に直接光があたらないように、窓から少し離れた場所で、明るさが確保できる位置がベストです。
室内での撮影に適した背景と照明
室内での撮影では、すっきりした背景の場所を選ぶのもポイントです。
シンプルで明るい色の背景を選ぶことで、赤ちゃんが際立ちます。
また、照明にも気を配りましょう。
直接的なフラッシュは避けて、間接照明やディフューザーを使って柔らかい光を作ると良いですね。
お部屋のシーリングライトは、蛍光灯だと肌色が緑がかってしまうので、白系のLEDできれいな肌色になるようにしていきましょう。
つづきは②後編へ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
後編では
・赤ちゃんの魅力を引き出すコツ
・写真編集と保存について
ご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
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